うんちと自殺率の関連??
えっ???
って感じですよね。
思わず目をふさぎたくなるような情報です
あくまでもデータを元にしていて
関連が少なからずあるかもでは?
と一つの情報として捉えてください。
今回うんちと自殺率の関連を知るきっかけと
なったのは、
藤田紘一郎(東京医科歯科大学名誉教授)先生が執筆された
「考える腸 ダマされる脳」 2013年発行
の中にありました。
藤田先生は、世界中のうんち(70か国以上)を集めて
食事が体に及ぼす影響や免疫力について調べられている方です。
そんな先生の著書の「おわりに」のなかの文です。
私はこれまで世界70か国以上のウンコを集めました。
その結果、世界で最も大きなウンコをしている国はメキシコでした。
メキシコは世界で最も多くの食物繊維を摂取している
国だったのです。
食物繊維は腸内細菌の餌ですから食物繊維を多くとっている
国のウンコはデカかったのです。
そして、デカイウンコをしている国はおしなべて
自殺が少なかったのです。
食物繊維量の多い国はメキシコに次いでルーマニア、
ポルトガル、ギリシャと続いています。これらの国の
自殺率はきわめて少なかったのです。
逆に食物繊維摂取量の少ないスウェーデン、オランダ、
イギリス、日本の自殺率は極めて高かったのです。
自殺は経済的な要因が大きいと言われていますが、
メキシコやルーマニアが日本に比べて裕福とは思われません。
私は腸内細菌がドーパミンやセロトニンなどの脳内伝達物質を作り、
その前駆体を脳に運んでいることを数年前に発表しました。
腸内細菌が腸にたくさん存在するとセロトニンなどの
脳内伝達物質が増え、うつなどの心の病気にもならない
と考えられたのです。
この藤田先生が仰られたことは、現在の食と健康の問題に
相当根深く関与していると思っています。
・セロトニン:ノルアドレナリンなどの暴走を抑え、
心のバランスを整える作用のある伝達物質のこと
通称「幸せホルモン」と呼ばれています
・ドーパミン:アドレナリンやノルアドレナリンの前駆体
「快感や多幸感を得る」、「運動調整をする」
「意欲を作ったり感じたりする」などの機能を担う脳内ホルモンです
食や腸内環境が乱れることで、脳内伝達物質が減少する・・・
イライラや集中力の欠如など様々な症状が引き起こされ、
精神的にも肉体的にも休まらない状態が続くとすれば、
行動や考えの選択肢が狭まってきそうですね。
それが、自傷行為であったり、自殺へと導いてしまうのか、、、
最近は子供も大人も精神疾患を患っていたり、
何かしらの身体への支障を訴える方が増えてきている
ような気がします。当事者もですし、付き添いの家族
への負担も大きくなってくると、関わる方の殆どが、
豊かな状態にはほど遠くなってしまいそうですね。
日々の積み重ねが、現在の自分を作っているので、
その時その時で、自分が何を選択するのか。
一つ一つの行動を見直していき、自分の目標を定めることで
選択肢も増えたり、より明確になっていくと良いですね。
この食事以外でも、脳内伝達物質である
セロトニンやドーパミン分泌量を増やす方法は
多数報告されているので、今後少しずつ
文章にしてまとめていきたいと思います。