グルテンの恐怖
グルテンはグリアジンとグルテニンというタンパク質が、
水を加えてこねることで、絡み合ってできるものです。
分かりやすく言えば、パンの弾力性やうどんのコシも
グルテンによって生まれます。
パンは「もちふわ」、うどんは「コシ」が美味しさの条件だと
思っていましたが、そのような触感はグルテンから
生み出されるものだったんです。美味しさのもとですね。
この美味しさ・満足感と引き換えに、
少しずつ私たちの身体を蝕んでいくものなのです。
数ある小麦製品の中で特にグルテンが豊富に含まれているものとして、
パンが筆頭に挙がります。
前回の項で表にしてまとめてあるので、
見直す方は日常に潜む危険(小麦偏)をご覧ください。
グルテンとは???
グリアジンとグルテニンが合わさりグルテンになる事は説明しました。
もっと詳細に言うと、
グリアジン:弾性力は弱いが伸びやすい
グルテニン:弾力に富むが伸びにくい
これらの特性があり、この2つが合わさる事で、
粘着性と弾性力の2つを兼ね備えたグルテンになります。
現在の小麦は、外皮や胎芽を取り除いて真っ白に
精製されたものであることから、必要なミネラル分が
削り取られるため、糖質しかありません。
特に日本では「ふわふわ」「もちもち」のパンが重宝されて
いることから、特にグルテンや添加物が多いパンが目立っています。
グルテンは消化しにくいもの?
グルテンはラテン語で「糊(のり)」を意味します。
小麦粉に水を混ぜると、ベタベタと粘性が高まります。
この小麦粉に含まれるグルテンは消化されにくいタンパク質で
分解されにくいため、便として身体の外に出ず、
腸の粘膜の中に貼り付いて異物となってしまいます。
そして粘膜が弱くなってしまうと、
腸や身体に異変が起こり始めます。
結果、粘膜が炎症を起こして腸内環境を悪化させます。
腸内環境が悪いと、身体の様々な不調の原因になってしまうこともあります。
幸せを感じさせる物質「エクソルフィン」
グルテンを食べると、唾液中のアミラーゼは
炭水化物は分解できるが、タンパク質は分解できないために
胃の中で分解されていきます。
胃の中では、ペプシン、トリプトシンという
蛋白分解酵素によって、グルテンから
「エクソルフィン」という物質に変わります
これが脳に入るとドーパミンを出す物質になり、
なんとこの物質はアヘンやモルヒネと同様の症状を作り出すと言われてます。
本来、体の中で脳や脊髄は、全身に関わる特に重要な部分なので、
必要な物質以外は通れないように”関門”があります
それを「血液脳脊髄液関門」と言います。
グルテンは簡単にこの関門を通り抜けてしまい、
脳内の快楽報酬系という回路が働くことで気持ちよくなります。
結果、「美味しい」「また明日も食べたい」「おかわり」
などの高揚感を促し、依存性を生み出すと言われています。
恐ろしいですよね。。。
更に、グルテンは腸や粘膜に炎症を起こしてこの”関門”
自体を緩めてしまうので腸内にも脳内にも炎症性の作用が
強く働いてしまうため、数多くの病気や身体の不調を
招くと言われています。
ちなみに「エクソルフィン」は牛乳のタンパク質でもある
カゼインからも出てきます。
と言うことは、牛乳を飲むとどうなりますかね。。。
学校給食にパンと牛乳が出るようになったのはなぜか?
少しずつ疑問が出てきました。
また、自分なりにまとめながら詳細を書いていきます。