健康チェック①「頭寒足熱」
自然界の中に太陽や火や土や水や木や鉱物があるように、
人の体の中にもこれと同じようなものがあるとされています。
自然界でみられるように、熱から火が起きたり、乾燥して風が起きたり
すると考える学問が東洋医学の特徴の一つです。
たとえば、水は上から下に流れ、まわりの熱を奪って冷たいという性質は、
体の中でも変わりません。なので、余分な水分は体の下部に集まりやすく、
足にむくみを作ったり、足が冷えたりすると言われています。
また逆では、熱や火は軽くて上に昇ってゆく性質があります。
体の中に発生した病的な熱や火は上方に登りやすく、
頭痛や顔のほてりやのぼせなどの原因になるとされています。
このように自然界の性質と同じように、熱の影響は上部に、
水の影響は下部に現れてきます。昔から言われる
『頭寒足熱』
分かりやすく言えば、頭が冴えているか?
脚はポカポカと温かくなっているか?
これが健康の極意ともされている分かりやすい特徴です。
ちなみに私は、手足の冷えが強いので、、、
水が足に集まっている証拠だと思います。。。
頭寒足熱は自然界の山「富士山」をイメージすると分かりやすいと思います。
山のてっぺんには雪が積もっています。裾野は緑と花であたたかな風景が見えてきます。
これはヒトも同様で、頭がすっきりしていれば、いつも冷静で判断力抜群でいられます。
足は良い血液ができていれば普段からポカポカと温かい状態が保たれます。
「頭がのぼせて困る」とか「頭が冷えて困る」や「足が温かくて困る」
という声は聞いたことがありませんよね。
なので昔から言われている『頭寒足熱』と言って、
頭を冷やし、足を温めることが健康法の一つに挙げられています。
体調を崩したときに元の状態に戻してくれる方法の一つとして、
この『頭寒足熱』を意識して取り組んでみると良いですよ。