効果的な食物繊維の取り入れ方は?
第6の栄養素「食物繊維の働き」
食物繊維は「食べ物のカス」とみなされていましたが、
現在では、たんぱく質、糖質、脂質、ビタミン、
ミネラルに続く「第6の栄養素」として
重要視されています。
そもそも食物繊維とは?
「糖」は「単糖類」、「小糖類」、「多糖類」
に分類されます。
食物繊維は、多糖類の仲間で
多数のブドウ糖が結合して構成されたものです。
炭水化物とは「糖質」と「食物繊維」のことで、
糖質は分解されて、エネルギー源になりますが、
食物繊維は人間の消化酵素では分解されず、
短鎖脂肪酸としに変換されて
エネルギー源として吸収されます。
食物繊維の働きとは?
食物繊維の働きとして、簡単に述べると
腸を刺激してぜん動運動を活発にすることで
便通を促す働きをします。
食物繊維は、胃や小腸で消化・吸収されることなく
大腸まで届きます。
この、消化・吸収しないという点が、重要!!!
それは、
食物繊維が大腸の中にある老廃物や
有害物質を吸着し、
一緒に便となって排泄されるからです。
胃液や小腸の消化液で分解されないことで、
食物繊維は大腸のなかで
「ほうき」のような役割をするのです。
内海聡著書「1日3食をやめなさい!」より引用
食物繊維を効果的にとれる食べ物は?
食物繊維には水に溶ける「水溶性食物繊維」と
水に溶けにくい「不溶性食物繊維」があります。
この両者をバランスよくとる事が、大切であり、
水溶性食物繊維には、山芋、海藻類、大麦
不溶性食物繊維には、根菜類、豆類、玄米
などが代表的なものとして挙げられます。
簡単には、野菜や海藻、きのこ、ネバネバした食べ物
この食材をとれば、食物繊維を効果的に
取り入れることが出来ます。
食物繊維をとることでうんちへの影響は?
野菜や海藻、きのこ、未精白の穀物などを摂ることで
消化吸収に時間がかかり、
消化管が働く時間が長くなります。
腸が働くことで免疫力への影響がありますが、
まさに免疫力を挙げる食べ方はこれです。
消化管が一生懸命働き、消化・吸収できなかった分が
最終的にそのままのうんちの量を増やしながら
うんちとして出ていきます。
その為、食物繊維や野菜類を摂取すると
うんちの量が増えます。色に関しては、
大まかに黒、こげ茶色、黄色みに分かれます。
黒いうんちは、PH8くらいでアルカリ性で悪臭あり
こげ茶色は、Ph7くらいで悪臭が少なくなる
黄色みはPH6くらいで悪臭はしません
この状態が、乳酸菌やビフィズス菌が腸内で
増殖しており、腐敗のない状態です。
特にいきむこともなく、ストンとうんちが
出てくることや、形もひび割れやコロコロ状の
うんちではなく、丸みがかった太くて大きなうんち
が腸内環境が良いと言われているそうです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
食物繊維の話しからうんちのことまで
自分の体調把握には最適な方法だと考えています。
私は肉類が多めなので、まだまだ健康的とは言えませんが、
最高の腸内環境を目指して、少しずつ取り組んで
行きたいと思っています。
もし、興味のある方は、ぜひ実践してみてください。