食と健康

清涼飲料水の身体に及ぼす影響は?『スポーツドリング編』

前回は清涼飲料水とは何か?

種類や歴史まで触れていきました。

清涼飲料水がこんなにも多くあるとは驚きでしたね。

今回は清涼飲料水が身体に及ぼす影響

と言うことですが、範囲が広すぎますので

清涼飲料水のなかのスポーツドリンクに焦点を当てて

まとめていきたいと思います。

子どもから大人、高齢者まで運動時での水分補給と言えば、

多くの方が、スポーツドリンクを飲まれていると思います。

CMなどで運動中での水分補給が放送されることで、

勝手に身体に良いものとイメージが定着してましたが、

本当にそうなのでしょうか?

スポーツドリンクとは?

スポーツドリンクは、清涼飲料水の一種です。

運動や日常生活などでの発汗によって体から失われた水分やミネラルを効率よく補給することを目的とした飲料。脱水症状の回復や、炎天下のスポーツにおける熱中症防止などの目的でも飲まれる。

Wikipediaより引用

この文章からすると、発汗により失われたものをスポーツドリンクで

補う目的となるので、体には良さそうな感じがしますね。

スポーツドリンクの種類

大きく分けて2種類あります。

種類によって、吸収速度や飲むべきタイミングが違うので、

それぞれの特徴を調べてみました。

○アイソトニック飲料

アイソトニックとは「等張性」ということを意味し、

人の安静時の体液と同じ濃度・浸透圧の飲料を指します。

塩分は0.1~0.2%、糖質が約4~6%と体液に近い浸透圧なので、

糖分・水分・塩分がバランスよく吸収されます。

アイソトニック飲料のメリットは、2つあります。

1.安静時では同じ浸透圧なので吸収が速い

2.糖質が多く含まれているので、

 長時間の運動のエネルギー源になる

しかし、注意点があって

発汗によって体液が薄まっていくことで、吸収速度が低下するので、

運動前に飲むのが良いとされています。

一般的に市販されているスポーツドリンクの多くはこの

アイソトニック飲料に分類されるています。

○ハイポトニック飲料

ハイポトニックとは「低張性」ということを意味し、

人の体液よりも濃度・浸透圧が低い状態を指します。

血液側の方が濃い溶液となるため、

摂取した水分が体内へと移動しやすい形になります。

糖質は2%前後で、経口補水液に近い濃度です。

ハイポトニック飲料のメリットは、2つあります

1.運動による発汗で、体液が薄くなっている状況下では

  水分が腸管で速く吸収される

2.糖分が少ないためにカロリーが低く、

  減量時の飲料に向いている。

これらのことから、ハイポトニック飲料は運動中の水分補給に向いています。

ハイポトニック飲料の商品としては、

VAAM、アミノバリューなどが該当します。

経口補水液の場合は、糖質はハイポトニック飲料と同程度ですが、

ナトリウム含有量が、スポーツドリンクよりも多いです。

なので熱中症や風邪などの強度の脱水の時に推奨されています。

大塚製薬のOS-1などががこれに該当します。

日頃から好みで選んで飲んでいるスポーツドリンクですが、

商品によって飲むべき適切なタイミングがある事が分かりました。

それぞれの場面に応じて適切な商品を選ぶことが良いですね。

次回では、入っている糖質(=砂糖)に関して、

身体に及ぼす影響をまとめていきたいと思います。

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