牛乳に含まれるリン酸が与える影響は?
カルシウムがリン酸と結合すると、リン酸カルシウムが生成されます。
リン酸カルシウムは、歯磨き粉のマイルドな研磨剤として一般的に使用されているほか、
関節への沈着によって偽痛風の要因にもなることがあります。
リン酸カルシウムは、化学式がCa3(PO4)2で表されます2。
マグネシウムは、カルシウムの吸収に大切な効果があるとされています。
カルシウムとマグネシウムを一緒に摂ることで、高血圧予防やイライラ改善など
の相乗効果があるとされています。ただし、カルシウムを摂りすぎると、
マグネシウムは吸収されにくくなってしまうことがあるため、適量を摂るようにしましょう。
牛乳に含まれるカルシウムを摂りすぎると、骨からカルシウムが溶け出す「脱灰」
が起こり、骨粗鬆症のリスクが高まるという説があります。
また、牛乳はカルシウムの他にリンの含有率も多いため、
摂りすぎると体内のカルシウムとリンのバランスが崩れてしまいます。
つまり、牛乳に含まれるカルシウムを摂りすぎると、骨からカルシウムが溶け出す
「脱灰」が起こり、骨粗鬆症のリスクが高まるということになります。
カルシウムとリンのバランスが崩れると、骨の形成や維持に必要なカルシウムが
不足することで、骨が弱くなる可能性があります。また、リンの過剰摂取は、
カルシウムの吸収を妨げるため、カルシウムの不足を招くことがあります。
カルシウムを多く含む食品は?
カルシウムを多く含む食品には、牛乳や乳製品、大豆製品、魚介類、野菜、
海藻類などがあります。食品によってカルシウムの吸収率が異なるため、
その特徴も理解する必要があります。また、カルシウムを摂取するだけでなく、
ビタミンDを摂取することで、カルシウムの吸収率が高まります。
カルシウムを多く含む食品とそれぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
- 牛乳や乳製品
- メリット:カルシウムだけでなく、タンパク質やビタミンB2も含まれています。
- デメリット:乳糖不耐症の人は摂りすぎると消化不良を起こすことがあります。
- 大豆製品
- メリット:カルシウムだけでなく、イソフラボンや食物繊維も含まれています。
- デメリット:カルシウムの吸収率が低いため、他の食品と一緒に摂る必要があります。
- 魚介類
- メリット:カルシウムだけでなく、DHAやEPAなどの必須脂肪酸も含まれています。
- デメリット:魚介類に含まれる水銀やPCBなどの有害物質に注意が必要です。
- 野菜・海藻類
- メリット:カルシウムだけでなく、ビタミンCや食物繊維も含まれています。
- デメリット:野菜に含まれるオキサレートやファイト酸などが、カルシウムの吸収を妨げることがあります。
マグネシウムを多く含む食品は?
豆類、ナッツ類、全粒穀物、海藻類などがあります。
マグネシウムは体内の酵素を活性化させる働きのほかに、
エネルギー産生、高血圧予防などの効果があるとされています。
ただし、過剰摂取は危険であるため
注意が必要です。妊娠中は推奨量に30~40mg追加して摂取する必要があるそうです。
ビタミンDを効率よく摂取する方法としては、
日光浴やサプリメント摂取が挙げられます。
ただし、日光浴は適度に行う必要があります。
日光浴について詳しく解説しているので詳細はこちらからご覧ください