守護仏とは?
生まれた年の干支によって守護神が決められています。
その守護神によってもたらされるご利益も異なります。
自分の干支の守護神の恩恵を頂くことで、人生がより良い方向へと
導かれていくとも言われています。
今回では、それぞれの干支の守護神とご利益・ご真言などを
挙げていきたいと思います。
子年
子年の方は千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)です。
千本の手は無限に手を差し伸べ、人々を救います。
千の眼は人々をしっかりと見て導いてくれるという意味があります。
〇ご利益
災難除け、延命、病気治癒、夫婦円満、恋愛成就
〇ご真言
オン バザラ・タラマ・キリク
〇子年生まれの人
昭和11、23、35、47、59年
平成8、20年 令和2年
丑年・寅年
丑年・寅年の方は虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)です。
虚空蔵とは無限に広がる宝庫を意味し、
智慧や財宝を無限に引き出し、人々を救ってくださいます。
〇ご利益
開運出世、無病延命、諸願成就、記憶力増進、成績向上、技芸上達
〇ご真言
オン バサラ・アラタンノウ・オン・タラク・ソワカ
〇丑年生まれの人
昭和12、24、36、48、60年
平成9、21年 令和3年
〇寅年生まれの人
昭和13、25、37、49、61年
平成10、22年 令和4年
卯年
卯年の方は文殊菩薩(もんじゅぼさつ)です。
智慧を与える力で悟りへと導くと伝えられています。
10万回唱えれば苦労を取り除き、50万回唱えると悟りを開くと言われています
〇ご利益
商売繁盛、学業の向上、合格祈願
〇ご真言
オン アラハシャ・ノウ
〇卯年生まれの人
昭和2、14、26、38、50、62年
平成11、23年
辰年・巳年
辰年・巳年の方は普賢菩薩(ふげんぼさつ)です。
慈悲の象徴と呼ばれ、あらゆる場所に現れ、
命あるものを救うお役目があると言われています。
〇ご利益
女性守護、修行者守護、息災延命、邪気を払う
〇ご真言
オン サンマイヤ・サトバン
〇辰年生まれの人
昭和3、15、27、39、51、63年
平成12、24年
〇寅年生まれの人
昭和4、16、28、40、52、64年
平成1,13,25年
午年
午年の方は勢至菩薩(せいしぼさつ)です。
智慧の象徴でもあり、人々の苦難や迷いから様々な手段で
救済してくださいます。
大勢至(強大なパワーを持っておられる)とも言われ、
その威力は凄まじく、知恵を司り、人の善を護ります。
〇ご利益
智慧明瞭、家内安全、除災招福、健康向上
〇ご真言
オン サン・ザン・サク・ソワカ
〇午年生まれの人
昭和5、17、29、41、53年
平成2,14,26年
未年・申年
羊年・申年の方は大日如来(だいにちにょらい)です。
密教の最高位で宇宙に中心にいる仏様です。
胎蔵界大日(たいぞうかいだいにち)と金剛界大日(こんごうだいかいにち)
という2種類の仏様の融合体です。
胎蔵界大日は、大日如来の無限に慈悲を象徴し、
金剛界大日は、大日如来の智慧を象徴しています。
神仏習合の解釈では天照大神とも同一視される、
宇宙の根本を司る如来様です。
〇ご利益
所願成就、心願成就、良縁成就、結婚成就
安産成就、商売繁盛、開運招福、厄除け
〇ご真言
オン アビラ・ウンケン・バサラ・ダト・バン
〇未年生まれの人
昭和6、18、30、42、54年
平成3、15、27年
〇申年生まれの人
昭和7、19、31、43、55年
平成4,16,28年
酉年
酉年の方は不動明王(ふどうみょうおう)です。
密教の最高位である大日如来の化身とされています。
私たちの心の迷いや煩悩を取り除いてくれます。
不動明王のご真言の回数は3回、7回、21回、108回、1080回
唱えると、迷いや悩み、煩悩を断ち切る効果があると言われています。
〇ご利益
煩悩退散、厄除け、学業成就、身上安全、立身出世
商売繁盛、厄除開運、健康長寿、勝負運、悪霊退散
〇ご真言
ノウマク・サンマンダバザラダン・センダ・マカロシャダ・
ソワタヤ・ウンタラタ・カンマン
〇酉年生まれの人
昭和8、20、32、44、56年
平成5,17,29年
戌年・亥年
戌年・亥年の方は阿弥陀如来(あみだにょらい)です。
無量光如来(アミターバ)と無量寿如来(アミターユス)の
2つの仏が合わさって生まれたとされています。
人々をあらゆる苦難から救い、極楽浄土に導くお役目です。
西方にある極楽浄土の主で、限りない光と命で、人々を救い続けます。
〇ご利益
極楽住生、現世安穏
〇ご真言
オン アミリタ・テイ・ゼイ・カラ・ウン
〇戌年生まれの人
昭和9、21、33、45、57年
平成6、18、30年
〇亥年生まれの人
昭和10、22、34、46、58年
平成7,19,31年 令和1年
ご真言はサンクリット語で「マントラ」と呼ばれ、
真実の言葉を意味します。それぞれのご真言を唱えることで、
ご利益やご加護を頂くことができると言われています。
初詣に行かれていない方は、自分の干支の仏様に
お参りしてみるのもおススメです。