食と健康

対策・予防はどうする?(肝臓編)

肝臓の性質

肝臓は、どの様な障害を起こしていても負担をゼロにする事ができれば、

正常に戻ろうとする性質があります。しかし、負担をゼロにする事は

至難です。人が生活している以上、肝臓は四六時中働かなければなりません。

そこで、極力肝臓への負担をゼロに近づける様に条件を整えます

その上で、肝臓の機能を高める補助手段を加えれば、

肝臓機能は短期間で高進していくと言われています。

ウイルス性肝炎、脂肪肝、肝硬変、なども全身状態が改善され、

肝臓の機能を高まると、元の正常な状態へ戻っていく言われています。

ウイルスなどの病原体は、正常な肝組織内には生息する事はできません。

細胞が死滅して硬化した状態であっても、組織内の条件が整い、

良質な血液が周辺に循環し始めると、細胞が蘇生して元の正常組織に戻ります。

肝臓は蘇生機能を持つ大型臓器で、通常は黙々と働いています。

よほど重症にならないと痛みも感じません。

発見される時は、表立ってある症状でダルさや、

血液検査の結果で発見される事が多いです。

肝臓は体内での化学物質処理工場、胆汁生産工場、

脂肪転換工場、糖質貯蔵庫などの多くの機能を兼務していて、

体内でとても重要な役割を持っています。

肝臓のオーバーワークをもたらす暴飲暴食がその症状の土台を作り、

ストレスやプレッシャーなどの精神的引き金、過労や

睡眠不足など肉体的な引き金によって発症すると言います。

病気の進行と検査で確認方法は?

肝臓病は、肝炎・脂肪肝・肝硬変・肝臓ガンへと進行していきます。

肝臓検査のなかで、最も身近なものはGPT・GOTです。

GPT(グルタミン酸オキサル酢酸トランスアミナーゼ)

GOT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)

は、人体のほとんどの臓器や組織に含まれている細胞内酵素です。

健常者の血液中における両酵素にの活性は低いが、

病的な状態で細胞膜の透過性が高まったり、

細胞が壊死に陥ると、これらの酵素が血液中に遊出してくると言われます。

従って、血液中の酵素活性の上昇は病変の存在を示すものであり、

特に肝臓病ではそれが著名に上昇すると言われています。

肝臓病の症状は?

  • 全身倦怠感
  • 発熱
  • 食欲不振
  • 黄疸

などがある。激症肝炎となると前期症状とともに

浮腫、腹水、出血傾向、高アンモニア血症、意識障害を起こす可能性があります。

○激症肝炎とは、

肝炎ウイルス感染、薬物アレルギー、自己免疫性肝炎などが原因で、

もともと正常な肝臓に短期間で広汎な壊死が生じて、

肝不全症状が出現することです。

肝硬変では特に腹水や食道動脈瘤合併する場合があります。

胆石や胆道系の結石がある場合は、

腹部の激痛と発熱、黄疸が出現します。

●A型肝炎

A型肝炎ウイルスにより発症するが、カキなどの貝類、

上海ガニなどのカニ類を食し経口感染する。

●B型肝炎

B型肝炎ウイルスに汚染された輸血や注射器などの

医療器具から感染する。また、膣の分泌液、唾液なども

ごく微量の血液が混ざっている事がある。

●C型肝炎

C型肝炎も血液を介して感染する。肝硬変、肝臓ガンを併発する危険性は

B型肝炎より高い。日本では、慢性肝炎、肝硬変、肝臓ガンの

60〜70%がC型肝炎から移行したものと言われています。

病原ウイルスをはじめ、その他病原微生物は酸化した環境内でのみ

増殖し病原性を発揮する事ができます。人間の体内環境が酸化していれば、

彼らはその体内環境に侵入して、増殖する。

そのため、人間の体内環境が酸化しておらず、

抗酸化の状態にあって調和していれば

彼らの侵入・増殖を防ぐ事ができるということです。

では、具体的な対策は?

人体内の環境を抗酸化の状態に保ち、免疫機能を正常化する唯一の方法は、

抗酸化物質を多く含む食材を日常的に摂取することです。

日常的に摂取するべき食材とは、

無農薬有機農法産の食材を使った玄米と野菜、海藻類です。

肉、魚介類、牛乳、乳製品、卵、人工食品添加物の加えられた加工食品、

白米など精製された穀類を食せば、人体内環境は酸化し、

免疫機能は低下する。これにより感染症や、

ガンなどの慢性病発生に結びついていきます。

また、暴飲暴食とストレスが合体して起こる事が多い肝臓疾患の

特効薬は、数日間の断食、または、極めて少食にする

ことで、症状が良くなるまで乳製品、魚や加工品、

卵(魚卵含む)、鶏肉、豚肉、牛肉などの動物性食品やアルコール類、

化学物質(医薬品、添加物、農薬、化学的に抽出された補助食品)

は控える様に心がけましょう。

右肋骨から斜めにかけての違和感やイライラ、

怒りやすく、短気な心境が数日間続いている場合は、

肝臓が弱っているサインかもしれません。

鏡を見て眉間に縦シワが寄っていたら、肝臓が

ダメージを受けて腫れている可能性も考えられます。

似た記載が多くありますが、それだけ重要度が高い

と認識して頂けたらと思います。

だいぶ長くなりましたが、肝臓編は一度ここまでにして

次回は腎臓編へと進みたいと思います。

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